「手紙の書き方と文例集」カテゴリーアーカイブ

初心者の方の為に手紙の書き方を分かりやすく解説しています。
頭語と結語、時候の挨拶、前文・末文・後付といった基本事項や、
お礼や結婚のための手紙もシチュエーション別の文例集でご紹介しています。

喜寿のお祝いへのお礼

若葉が目にしみる季節となりましたが、お元気にてお過ごしのご様子、お喜び申し上げます。

このたびは、私の喜寿に際し、お心こもるお祝いをいただきまして、まことにありがとうございました。

今日まで、これといった大病もせず、無事に喜寿を迎えることができましたのも、ひとえに皆様のおかげと、心より感謝いたしております。今後とも、俳句の会の旅行など、ぜひお誘いいただけますよう、よろしくお付き合いくださいませ。家の者も、くれぐれもよろしくと申しております。

お福分けと申すのも、お恥ずかしいのですが、別便にて、ささやかな記念の品を送りましたので、ご笑納ください。

季節の変わり目ゆえ、なにとぞご自愛くださいますよう。

まずは、御礼申し上げます。

                                                かしこ

金婚式のお祝いへのお礼

拝啓

菊薫る季節となりましたが、皆様には、ますますご健勝のことと存じます。

さて、このたびは、私ども夫婦の金婚式に、結構なお祝いを頂戴し、まことに有難うございました。あまりにもすばらしい金箔漆器ゆえ、使わせていただくのがもったいないほどでございます。いつも変わらぬご厚情に、心より御礼申し上げます。

おかげさまで、私ども夫婦も元気に、揃って結婚五十年を迎えることができました。これもひとえに皆様のおかげと、深く感謝いたしております。

今後とも、よろしくお付き合いのほどをお願い申し上げます。

まずは、略儀ながら御礼まで。

敬具