「手紙の書き方と文例集」カテゴリーアーカイブ

初心者の方の為に手紙の書き方を分かりやすく解説しています。
頭語と結語、時候の挨拶、前文・末文・後付といった基本事項や、
お礼や結婚のための手紙もシチュエーション別の文例集でご紹介しています。

暴力をふるったお詫び

前略

昨晩の件につき一筆。直接話したり電話にしたりするとまた熱くなりそうなので、手紙にしました。

とにかく、粗暴な行為に及んでしまったことを、まず君に謝罪します。すぐにカッとなるのは僕の最も悪いところです。わかっているのに直せない自分が、情けない。許しを請うばかりです。

ただ一つ、君も、あそこまで言わなくてもよかったのではないだろうか。乱暴なことをした者のせりふではないかもしれませんが、少し考えて欲しい気がします。

それにしても、あのようなことをしてしまった以上、君に合わせる顔がありません。もしできれば、時間を戻してしまいたい心境です。ただひたすら、また君と一杯やれる日が来ることを願うばかりです。

最後にもう一度、心から謝罪します。申し訳なかった。

草々

口論を仕掛けた事への詫び状

急啓

先日は思いがけずご馳走になりましてありがとうございました。

その折でのことですが、私の方から口論を始めたあげく、乱暴なことを申しまして、さぞかしご気分を害されたと存じます。落ち着いて思い返しますと、そんな私を笑って受け流してくださり、「まぁ、頑張りなさい。期待していますよ」と温かいお言葉までかけてくださいました。今、恥ずかしさに打ちのめされております。本当に申し訳ございませんでした。

その次にお会いしたときには、たとえ皮一枚でも大きくなった私をお見せできるよう、心を入れ替えて精進する決意です。「頑張れ」とのお言葉を真に受けてやってまいりますので、何とぞお見捨てなきよう、お願い申し上げます。

不一