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借金を承諾する

拝復

お手紙を拝見いたしました。○○さんのご様子、前々から気がかりだったのですが、糖尿病と聞いてほっといたしました。無論のこと、糖尿病とはいえ大病には違いないのですが、辛抱強く養生すれば、よくなりますからね。

入院費の件、当方でご用立てさせていただきます。困ったときはお互い様ですから、どうぞお気兼ねなさいませんよう。ただし正直なところ、こちらも学齢期の子供を三人も抱え込んでおりますので、できる範囲での後支援しか能いませんが。

さっそく来週にでもお見舞いに参りますので、詳しい話はその折に。

まずはとりいそぎご返事までいたします。

敬具

承諾・断り状の書き方のポイント

●承諾・断り状の書き方ポイント
~承諾状は早めに送って安心させましょう~

協力や援助を頼まれて承諾するのであれば、返事はできるだけ迅速にしましょう。相手は、こちらの都合がつかない場合の手立てをあれこれ考えているはずなので、一刻も早く安心させてあげましょう。

●承諾・断り状の書き方ポイント
~恩着せがましい文面にはしない~

保証人など本当はしぶしぶ引き受けざるを得ない場合でも、手紙では快諾の姿勢を見せましょう。借金などの依頼で、相手の申し出に応じられないが少しは協力したいならば、その協力できる範囲をはっきりさせましょう。とにかく、どのようなケースでも、引き受ける以上は気持ちよく承諾し、くれぐれも恩着せがましい文面にならないように注意しましょう。

●承諾・断り状の書き方ポイント
~断りの手紙にも思いやりを~

断り状では、頼みを引き受けられないことをはっきり伝えなければなりませんが、断られる相手の立場を思いやって、お詫びの言葉も添えるようにしましょう。手紙の末尾には、今後のつきあいを配慮した一文を添えて締めくくるとよいでしょう。

●承諾・断り状の書き方ポイント
~応じられない理由を必ず明記しましょう~

断り状を出す上で、単に引き受けられないと書いたのでは、相手も納得しかねます。なので、断る理由も明らかにしましょう。そのときも、「これなら仕方がない」と思うような事情を説明することが必要です。