「別便」タグアーカイブ

病気見舞い

このたび、ご入院なさったと伺い、びっくりいたしました。

 先日お電話のときには、そのようなお話はまったくございませんでしたのに。今日、お母様にお会いして初めて知りました。

 でも、手術は無事おすみになり、ご経過も順調とのことを伺い、安心いたしました。

 日ごろからスポーツに親しまれ、何事にも活発なあなたのこと、ベッドの上でじりじりしていらっしゃるでしょうが、あと一歩というところが肝心かと存じます。

 この際、仕事のことなど忘れて、いましばらくご養生に専念され、ご全快後には、いつもの元気はつらつとしたお顔を見せてくださいませ。

 お目にかかれる日を心待ちにしております。

 近いうちにお見舞いに伺うつもりでありますが、別便にて、○○さんのお好きな果物をお送り申し上げました。ご笑味いただければうれしく存じます。

 まずは書中にてお見舞い申し上げます。

かしこ

結婚記念日(金婚式)のお祝い

拝啓

春暖の候、ご両親にはますますご清祥のことと存じます。

さて、このたび○○様には金婚式をお迎えとのこと、謹んでお慶び申し上げます。

五十年の長きにわたる歳月をともにされ、このたびご両親様おそろいで、お健やかにこのよき日を迎えられたことは、まことにおめでたく、心よりお祝い申し上げます。

幾星霜、おふたりむつまじく年を重ねられたお姿は、私ども夫婦のお手本でございます。おふたりにあやかりたいと、いつも妻と申しております。

何とぞ今後とも、ご健勝にご留意されて、幾久しくおそろいでお年を重ねられますよう、お祈り申し上げます。

ささやかではございますが、別便にて、お祝いの品を送らせていただきました。ご笑納いただければ幸いに存じます。

春とは申せ、朝夕冷えますゆえ、ご自愛専一に願います。

まずは、略儀ながら書中にて、心よりお祝い申し上げます。

敬具