拝啓 仲秋の候、貴兄にはますますお元気にてお過ごしのご様子、何よりと存じます。
さて、このたびは、お心こもるお手紙に、たいへん結構なお土産の品まで頂戴し、まことにありがとうございました。
お手紙を拝察するに、ドイツの旅をたっぷり楽しまれたご様子で、ぜひゆっくりとお話を伺いたいと存じます。
お土産の陶製マグカップも、ずっしりとした感触といい、描かれた絵といい、素晴らしく、これでビールを飲むのがもったいないような逸品なので、サイドボードに飾らせていただいております。
平素よりいろいろなお世話になりながら、かえってこのようなお心遣いをいただき、まことにありがとうございます。
近々、中秋の名月でも眺めながら、ご一献差し上げたいと存じております。その折には、ぜひドイツ旅行のお話などお聞かせ下さい。
末筆ではございますが、どうぞ奥様にもよろしくお伝えください。妻からもくれぐれもよろしくと申しております。
秋冷え日増しに加わります折から、ご自愛のほど願います。
まずは、書中にて御礼申し上げます。
敬具
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栄転祝いへのお礼
拝啓 仲春の候、いよいよご壮健のことと存じます。 このたびは、私の大阪支店転任に際し、温かいお心遣いをいただきまして、まことにありがとうございました。
また名古屋支店在勤中は、公私にわたり大変お世話になりまして、厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、四月一日をもちまして、無事に新しい職場に着任いたしました。これからは新たなる決意のもと、大いに努力する覚悟です。
当地にご出張の際には、ぜひご一報ください。それまでには、大阪を案内できるようにしておきます。
今後とも、従来に増してのご厚情をよろしくお願い申し上げます。
まずは、とり急ぎ御礼まで。
敬具