拝啓
菊薫る季節となりましたが、皆様には、ますますご健勝のことと存じます。
さて、このたびは、私ども夫婦の金婚式に、結構なお祝いを頂戴し、まことに有難うございました。あまりにもすばらしい金箔漆器ゆえ、使わせていただくのがもったいないほどでございます。いつも変わらぬご厚情に、心より御礼申し上げます。
おかげさまで、私ども夫婦も元気に、揃って結婚五十年を迎えることができました。これもひとえに皆様のおかげと、深く感謝いたしております。
今後とも、よろしくお付き合いのほどをお願い申し上げます。
まずは、略儀ながら御礼まで。
敬具